2012年8月9日木曜日

シアター道中 ~光のさす映画館 まちキネ 編~

今回は、「かごつるべ」ではじめてシネマ歌舞伎上映館に加わった鶴岡まちなかキネマをご紹介します。


山形県鶴岡市は、最近では映画の撮影を多く行っている映画の街でもあります。米アカデミーで外国語映画賞をとった「おくりびと」では、鶴岡を含む庄内地方の豊かな景色、少しレトロな街並みが印象的でしたね。

そんな鶴岡に2010年にオープンした新しい映画館”まちキネ”は、実は昭和初期の繊維工場を使っためずらしい建物です。世界的な建築デザインの「リーフ賞」の最終選考まで残り、優れた改修建築に贈られる「BERCA賞」など、高い評価をされている映画館です。

工場をつかった映画館 
ロゴがとってもかわいいです。


木造の構造をいかした建物は、天井から光のさす温かい空間。ロビーは憩いの場で、私がおじゃました時には、たまたまピアノで演奏が行われていて、木材の壁に反響した音が、胸に響きました。
また、天井がきまっている建物であったため、シアター部分は地面を掘って客席に段を作ったそうです。とてもめずらしい構造ですね。



明るいロビー
 



階段を下りていくと、地中に入っていくイメージ。
  




素敵な建物、豊かな自然、映画ロケ地めぐり、
秋の旅行に、鶴岡を訪ねて「かごつるべ」を見てはいかがでしょうか。

 
鶴岡まちなかキネマ HP
http://www.machikine.co.jp/index.html

鶴岡映画ロケ地ガイド
http://www.tsuruokakanko.com/movie/index.html