2012年7月27日金曜日

妖刀“籠釣瓶”のヒミツ

今回は佐野次郎左衛門が持つ刀に着目しましょう!
歌舞伎の小道具を扱う、藤浪小道具株式会社に行ってきました!

作品のタイトルにもなっている妖刀にはこんなヒミツがあったのです。


実際に使用された“籠釣瓶”


2012年7月26日木曜日

東劇の座席指定券を、8/7(火)より発売

8/7(火)より、東劇窓口、及びチケット松竹にて東劇上映分の座席指定券を発売いたします。
事前にお好みの席を確定でき、また9/28より前に購入すると特別鑑賞券価格のため200円お得です。新橋演舞場の近くですので、ご観劇の帰りに便利にご利用いただけます。

東劇 (03-3541-2711) 東京メトロ東銀座駅6番出口より徒歩1分。
  ※現在の目印は、METライブビューイング(オペラ)の大きな看板です。


上映日程
・9月29日(土)~11月2日(金)    11:00/13:30/15:50/18:20※
   ※18:20の回は10月21日と11月2日は上映がございません。
・11月3日(土)~11月9日(金)    10:30/12:30

・11月10日(土)~11月16日(金)  11:00/13:30/15:50/18:20

チケット松竹特別前売
1800円(税込・座席指定)
【チケットホン松竹】各日とも10:00~18:00
発売期間:2012年8月7日(火)~2012年9月28日(金) 
※公開前日までご利用可能です。 TEL:0570-000-489 

【チケットWeb松竹】24時間受付
発売期間:2012年5月14日(土)~2012年11月16日(金)
※9/29の公開日以降もご利用になれますが、料金は2000円均一となります。
PCから:http://www1.ticket-web-shochiku.com/p/
携帯から:http://www.ticket-web-shochiku.com/

座席指定席券以外にも、お得な特別鑑賞券 1800円を引き続き販売中です。
鑑賞日が決まられていない方は、特別鑑賞券をご利用くださいませ。
※特別鑑賞券は、全国の劇場でご利用になれますが、座席指定席券に引き換えの必要がある場合がございます。

2012年7月20日金曜日

坂東玉三郎丈 重要無形文化財保持者に認定!


会見の様子


本日(7月20日)、シネマ歌舞伎『籠釣瓶花街酔醒』で吉原一の花魁“八ツ橋”を演じる坂東玉三郎丈が重要無形文化財「歌舞伎女方」保持者の各個認定(人間国宝)を受けたことが発表となりました!

南座で行われた取材会では、後年の節目になった作品に、本作の“八ツ橋”やシネマ歌舞伎にもなった泉鏡花作品を挙げるなど、想いを語りました。

本作では、美しいだけではなく、太夫としての品位や貫禄が要求される女方の大役“八ツ橋”をその鍛錬された技と美、そして圧倒的な存在感で演じています。
(C)松竹株式会社












至極の芸をぜひ映画館でご堪能ください♪


2012年7月17日火曜日

「かごつるべ」制作進行中!!

公開に向けて「かごつるべ」の制作作業が順調に進行中です!

先日は、音の最終仕上げが行われました!


音響制作の様子
 
1ヶ月半に及ぶ丁寧な作業を積み重ね、47本ものマイクで収録された音を映画館の音響に合わせて設計しています。この地道な作業によって、まるで歌舞伎座の客席から観ているかのように、歌舞伎の自然な息づかいを感じていただけます♪


音響制作の様子
 

2012年7月11日水曜日

花魁の衣裳は重さは数十キロ!?

客席中の視線を一身に浴びて、華やかな花魁がゆったりと歩く花魁道中。

その道中で身につける衣裳は、鬘(かつら)が3キロ~4キロ、高下駄が約3キロ、さらに裲襠(うちかけ)や俎板(まないた)帯など全てを合わせると、なんと総重量が約40キロになるそうです!

試しに40キロ分のペットボトルを並べてみました。
































2リットル×20本!圧巻ですね・・・!

この重量の衣裳を身につけてゆったりとしなやかに歩くのは、至難の技。
日々の鍛錬により鍛えられた筋力と技が花魁の美しさを支えているのですね!


2012年7月6日金曜日

「かごつるべ」は“八ツ橋”の衣裳に注目!

歌舞伎の中でも一段と豪華で華やかな花魁の衣裳。

「かごつるべ」では、桜が満開の吉原仲之町で、吉原一の花魁“八ツ橋”を筆頭に、絢爛豪華な花魁道中が繰り広げられます♪


「鴇繻子八ツ橋に菖蒲縫い板俎板帯」
C)岡本隆史


衣裳の中でも特徴的なのが、花魁が道中で締める“俎板(まないた)帯”。(左写真)
俎板のように、帯を広げたまま前に垂らすことから名付けられています。

“八ツ橋”の帯には、名前にちなんで“八ツ橋”に杜若(かきつばた)の花の縫い取りが鮮やかにほどこされ、その上には、まるで羽のように蝶々模様の飾りがついています。



1つ1つの刺繍のモチーフが立体的で大きく、遠くの客席からでもひと目でわかるように工夫されています。